ウェブサイトの管理者にとって大きなテーマである“SEO(検索エンジン最適化)”の考え方について、すごく簡潔にしかも分かりやすくしかも共感できる記事がありました。
「SEOはアルゴリズムではなく検索者に最適化するものに」
この記事を読んで「あれっ!そこまで考えて記事書いていたかな~」と思ったのが実感です。
SEOって長くウェブに係わっていると、思考パターンが偏ってくるような気がします。
固まってしまった頭の中を一度シャッフルして、素直なコンテンツを書けるようにしなくちゃいけないなと思ったところです。
検索者に対して最適化させた記事を書くには
検索意図を理解して検索者が求めている答えを記事にする。
優等生っぽい表現ですが、これに尽きるのだと思います。が、簡単そうで実はなかなか出来ない難しいことでもあります。
検索意図を理解するのにまず必要なことがあります。
それは・・・検索者は誰なのか?を探らなければなりません。
- 男性なのか女性なのか?
- 年齢層は10代か?20代~40代か?50代~70代か?それ以上か?
- どこに住んでいるのか?
- 学生か?社会人か?
などなど“属性”と言うんでしょうか、検索する人によって求めている答えは違っているはずです。
昨日、9月25日のTwitterでは「主婦休みの日」がトレンドキーワードになっています。
9月25日は、サンケイリビング新聞社が2009年4月に日本記念日協会に申請し認定され、1月25日、5月25日、9月25日と年に3回ある記念日です。
では、「主婦休みの日」でキーワード検索する人とはどんな人か想像してみます。
- 奥さんから今朝「今日は主婦休みの日よ」と言われた40代のサラーリーマン
- 「主婦休みの日」のイベント企画を担当している広告代理店の営業マン
- 「主婦休みの日」を国民の祝日にしようと考えている国会議員
- 次回の女子会の企画を考えている専業主婦
もっといろいろな人物像があると思いますが、検索する人によって、同じキーワードでも求めている答えは違うのだろうと想像できます。
求めている答えが違うのだから記事の内容は当然違ってきます。
すべての人の求めに合致する答えがあるはずありません。
検索している人が探している答えはなんなのか、その記事はそれに答えているのかを、自問しながら記事をまとめなければならないのでしょう。
検索する人を具体的にイメージした記事を書く練習
上に書いたことから、キーワードの選定と検索する人の具体化をセットで行うことが必要だと分かります。
ですがなかなか出来ることではありません。
そこで「検索する人を具体的にイメージした記事」の書く手順を考えてみます。
検索する人のイメージを作る
どんな人が検索ユーザーとして考えられるかを設定してみます。
「検索」とか「SEO」とか「記事」とか「コンテンツ」といった言葉がキーワードになると思いますが、さっと思い浮かび上がるのが次のような人です。
- 記事の書き方について参考になる記事を探しているライター
- SEO対策に関する記事を探しているウェブマスター
- SEOに関する新しい知見を探しているSEO技術者
年代的には20代~50代ぐらいと多分幅広いと思います。また、性別はあまり関係ないと思いますが、男性の方が多いのかも知れません。
検索ユーザーを具体的にイメージ出来たら、次は記事(コンテンツ)の内容です。
記事の書き方について参考になる記事を探しているライター向けのコンテンツ
ウェブライターとしては、まだあまり経験が少ない人という想定をします。(私もそうですし、私が書ける記事はこのレベルになっちゃうと思います・・・)
文章の書き方が分からないというかなり初歩的な情報を探している人もいれば、次のような目的を持って探しているケースもあると思います。
- 直帰率を下げたい、あるいは読了率を高めたい
- クリック率を上げるスニペットの書き方
- ランディングページに必要なポイントは
- 回遊率を高めるページの構成方法
- コンバージョンが上がる言葉の使い方
「記事の書き方」という漠然としたテーマから、かなり細分化した記事のテーマが出て来ました。
考えるともっといろいろありそうですが、自分なりに自信を持って記事に出来るテーマを見つけられそうです。
自分の体験から分かった事実を記事にする
記事を書いていく上で、いちばん大事なことは閲覧ユーザーが“共感”してくれることだと思います。
“共感”をもっとも得られやすいのは自分自身が体験したことです。
- 文章の構成をこのように変えたら読了率が高くなった
- “description”を変えたら検索順位が上がった
- すべてのページがランディングページになると見直してみた
- 文章の中にテキスト内部リンクを増やしてみた
- ベネフィットを明確に表現してみた
実際に自分がやってみたこと、それによって効果が出たこと出なかったこと、そんな情報は「記事の書き方」で検索してきたユーザーにとって、有益な情報であるに違いありません。
検索ユーザーにとって有益なコンテンツを心がけて記事を作っていきたいなと思います。
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