WordPressのテーマは約4,000~5,000種類あります。管理画面の「外観」→「テーマ」を見てみるとディフォルトで3種類のテーマが表示されています。
この3種類はよく使われているテーマです。
いちばん左に表示されているテーマが現在設定されている“有効”なテーマです。
「新規追加」をクリックすると他のテーマを選択できるようになります。
「新規追加」の画面ではディフォルトで「注目」カテゴリーのテーマが表示されるので、数は少ないのですが「最新」に切替えると新着順にすべてのテーマが表示されます。
表示数が左上に表示されています。4,000を超えるテーマがあることが分かります。
ここからは、たくさんあるテーマの中からどのように使いたいテーマを選ぶのか、について解説します。
採用したいテーマの選び方
上の画像をもう一度見てもらいますが、テーマの表示数の右端にある「特徴フィルター」をクリックします。
テーマの特徴を分類したリストですが、左側の「レイアウト」はカラム数の指定などでテーマを絞り込みます。右側の「題名」は任意にどうぞ(チェックしなくてもかまいません)。
4,000種類以上の中から最適なテーマを選ぶなんて至難の技です。
ひとつひとつのテーマを検証しているだけで1年はかかりますし、後から新しいテーマがどんどん追加されますので、いつまでもテーマ選びが終わりません。
ここでは、短時間でテーマを選ぶ手順をお伝えします。
テーマの機能に着目する
機能フィルターには次のような項目があります。
- アクセシビリティ対応
- BuddyPress
- カスタム背景
- カスタムカラー
- カスタムヘッダー
- カスタムロゴ
- カスタムメニュー
- エディタースタイル
- アイキャッチ画像ヘッダー
- アイキャッチ画像
- 可変ヘッダー
- フッターウィジェット
- フロントページからの投稿
- 全幅テンプレート
- Microformats
- 投稿フォーマット
- RTL
- 言語対応
- 固定投稿
- テーマオプション
- スレッドコメント
- 翻訳対応
それぞれのテーマには複数の機能を持ったテーマが多く、特に機能を指定しなくてもいろんな機能を持っていますので、あまりこだわらくてもいいのですが、機能でフィルターをかけて一気にテーマを絞り込む方法があります。
「アクセシビリティ対応」をチェックする
まずフィルターに設定したいのが「アクセシビリティ対応」です。
この機能は「目が不自由な人」「手が不自由な人」でも容易にアクセスしやすいといった意味合いの機能のことで、この機能を持ったテーマはかなり少なくこれでかなりテーマを絞り込めます。
「翻訳対応」をチェックする
この機能は海外からのアクセスに対して翻訳機能を有効にする機能です。
海外からのアクセスも見込めるサイトでは是非、付加したい機能です。
「翻訳対応」を持ったテーマはかなりあり、この機能によって選別したからといって、もっといいテーマを見逃すという心配はないと思います。
「レイアウト」で絞る
2カラムや3カラムなどのレイアウトで絞り込むと、それぞれのレイアウトによって表示されるテーマが異なるので、割合簡単にテーマを選ぶことができます。
ここでまとめると
- レイアウトの一つを選択する
- 「アクセシビリティ対応」をチェックする
- 「翻訳対応」をチェックする
これでテーマを選んでみますが、レイアウトを「2列」にして「フィルターを適用」をクリックすると、82個に絞り込まれました。
絞り込んだとは言っても、人気のテーマはちゃんと選ばれています。
- Twenty Seventeen
- Twenty Sixteen
- Twenty Fifteen
- Twenty Fourteen
この中から選ぶのもいいと思います。
お勧めのテーマについて
私はウェブ作成のスタートはHTMLサイトを自作することから始めました。
自作とは言っても「ホームページビルダー」を使ってですから、自作とは言えないのですが、やがて「htmlファイル」と「cssファイル」との関係など、ウェブ作成に係わる基礎的なところを身に付けるようになったお陰で、SEO対策を施されたテンプレートとして有名な「賢威」を活用するようになりました。
「賢威」はバージョンアップをどんどん繰り返してくれるので、すごく有難いテンプレートですがWordPress用のテーマも作ってくれるようになりました。
当然のごとく、運営している複数のWordPressサイトのテーマもすべて「賢威」を使ってきました。
ところが、このサイトを始めるようになってから、WordPressに係わるいろんな情報を集めているうちに、すごく使いやすいテーマに出会うことになりました。
それがこのサイトで使っている「Simplicity2」です。
WordPressの公認テーマではないので、管理画面からはインストールできません。
直接「Simplicity」のサイトからダウンロードしてインストールします。
デザイン面での使いやすさも優れていますが、AMP対応が簡単に出来ることに脱帽しました。
AMP対応とは
AMPはGoogleが進めてきた「Accelerated Mobile Pages」というプロジェクトです。
モバイルページを高速化する為にいろいろな仕組みが施されます。AMP対応というのはそれらの仕組みにウェブページの各パーツを対応させることです。
テーマを探してみて迷うようでしたら、「Simplicity2」を使いましょう。
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