モバイルファーストインデックスが2018年からスタートするかもと言われていますが、SEOに関する考え方として、インデックスの仕組みであるとかサイトの構成とか、テクニック的な面でいろいろな方が発信していますが、少し違う視点で考えてみました。
そもそもモバイルファーストインデックスは、PCよりもスマホでのWeb閲覧ユーザーが多いことから、サイトの検索順位はスマホで閲覧する場合に、ユーザーが求めているサイトの条件をより多く満たしたサイトを上位にランキングしようということです。
では、ユーザーが求めているサイトの条件とは何か・・・これを探っていきます。
ユーザーにとって読みやすいページは上位表示される-仮説1
サイトのデザインを検討する際に、ほとんどの人はPCを使っていると思います。中にはスマートフォンでやってしまう強者がいるかもしれませんが、私にはできません。
管理画面にアクセスし投稿するのも必ずPCです。
当然プレビューもPCで行うのですが、スマートフォンでの表示の状態は必ず確認しないといけないですね。
特に注意したいのが、個別ページにアクセスした時の最初のビューです。
ポイントは
- 探していた情報が掲載されているページだとすぐに分かるか
- 下にスクロールして読み進めたいと思うようなページか
- ページトップへ戻るボタンがあるか
- ナビゲーションが上部に固定されているか
など、ユーザーにとって読みやすいデザインになっていることが大切になるのだろうと思います。
読みやすいサイトであれば、読了率が高まり滞在時間が長くなります。
さらに気になる関連情報があれば回遊率も高まるり、いいことづくめです。
これらの要素は、Googleのランキング順位に直接的な要素であるかどうかは明確では無いとしても、何らかの影響はあるだろうと言われています。
表示速度の速いページは上位表示される-仮説2
ページの表示速度はAMPプロジェクトをGoogleが進めているくらい重要な要素です。
どのくらいのスピードがあれば十分なのか分かりませんが、Googleの推奨は「PageSpeed Insights」85以上です。
表示速度は速いにこしたことは無いのですが、では遅いとどのようなデメリットがあるのか、表示されるまでの間にページを閉じられるような状態は論外として、ニュースサイトなどはコンテンツ量も多く、「PageSpeed Insights」で調べると「40」を切るサイトがけっこうあり、調べた範囲内での最低は「4」でした。
ところが、このページスピードポイント4のサイトに実際にスマートフォンでアクセスすると、実感としてですが・・・あまり遅く感じないわけです。
画像の多いサイトは要注意ですが、テキスト主体のページでは、あまりページ速度を気にすることは無いのではと思っています。
ページ速度を早めるにしてもケースバイケースで、いろいろやってもあまり変わらなかったということもあります。
そのような作業や情報を集める時間があったらコンテンツの作成に時間を使いたいものです。
ユーザーエクスペリエンスの高いサイトは上位表示される-仮説3
先に書いた「ユーザーにとって読みやすいページ」は、ウェブページとして最低限クリアしておかなければならないことですが、ウェブページのインターフェースが優れているとユーザー体験を高めることができます。
そのようなサイトはユーザーから評価され支持を受け、他のサイトからの被リンクやSNSへの言及など、トラフィックが生まれる条件を作り出すとともに、ページそのものに対するGoogleの評価も高くなります。
SEOに関する様々なテクニックが通用しなくなり、検索エンジンが人間と同様の評価軸を持つようになった今日、誰もが理想とするサイトへの評価です。
ユーザー体験を高めるにはページに配置されている要素ひとつひとつのインターフェースを吟味しなければなりません。
- 分かりやすいリンク
- リンク先の信頼感をアナウンス
- ユーザーの行動を予測した要素の配置
あるページを訪れたユーザーには、そのページを閲覧して次に行う行動が必ずあります。そのほとんどは「リンク要素」をクリックすることです。
- 商品の詳細説明を見たい
- 商品の購入手続きをしたい
- クチコミ情報を見たい
- 問い合わせをしたい
- サイトの運営者を知りたい
などいろんな要求に応えられるように、リンク要素が配置されますが、PCの場合はリンク要素にマウスポインターを乗せると、色が変わったりポインターが変わったりしますが、スマートフォンではそのようなことは無く、文字色、アンダーライン、バナーボタンなどで識別するのですが、リンク要素かどうか分かりづらいページではストレスさえ感じるものです。
PCでは何でもないことがスマホではストレスになる。
そんなこともありますので、インターフェース特にリンク要素は気を遣いたいものです。
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