ウェブサイトを作る目的には、お店の売上を上げる為にお客さんを増やすとか、イベントのお知らせをするとか、おもしろいアプリを作ったので多くの人に使ってもらいとか、サイトオーナーにはいろんな目的があります。ウェブサイトがある程度出来上がったら、目的に合致するページを作らなければなりません。そのようなページをランディングページと言います。
ランディングページについては「シニア講座」ステージⅠの「売上や収益が上がるサイト作りの戦略(シニア講座13回目)」でもお伝えしました。

シニア講座13回目では、リスティング広告を使ってランディングページへのアクセスを集めることを中心に述べましたが、ここでは自然検索やSNSなどからのアクセスアップ対策とランディングページの作り方についてお伝えします。
ランディングページはゴールを意識した全体構成が大切
まずランディングページってな~に?という方の為に、ゴチャゴチャ説明するよりは、実物を見た方がいいと思うので、ランディングページ集めました。をご覧ください。
たくさんありますね、すごく参考になります。
キャプチャー画像にはリンクが貼っていますが、クリックすると現在のページに移りますので、クリックせずにご覧ください。
ランディングページとは、閲覧ユーザーに最終的にアクセスしてもらうページです。
(Googleアナリティクスにも「ランディングページ」という項目がありますが、この場合は最初の着地ページという意味ですので、混同しないで下さい。)
ランディングページのデザインは1カラムで作ることが多いようです。
通常使われる2カラムだと、サイドバーのコンテンツにユーザーの気が移り、集中して最後まで読んでくれないといったこともあります。
そうなるとランディングページの目的である以下のようなユーザーアクションにまで結びつかないこともあります。
- メルマガ読者になる
- 資料請求をする
- 講習会への参加を申込む
- アピール商品を購入する
- 現場見学会への参加を申込む
- 予約制内覧会の参加を申込む
サイトにはそれぞれ期待しているユーザーアクションがあるはずです。
ランディングページを作る時には、期待するユーザーアクション=サイトの目的を明確に意識して、ランディングページを訪れたユーザーが、上から順にページに記載されている内容を読み、時には動画を見たり聴いたりして、最終的に申込ページへのリンクをクリックする一連の流れを、よどみなく躓くことなくスムースに進むように構成します。
ランディングページを複数作りテストを行う
時間をかけて作り上げたランディングページですが、期待通りの効果が出るかどうかは実際にユーザーが訪れてみないと分かりません。
ランディングページで最も致命的なことは、ゴール地点の申込ページへのリンクまで行く前に途中離脱されることです。
途中離脱する原因として考えられるのは以下のようなことです。
- 読んでる途中で興味が薄らいだ
- テキストが読みづらくストレスを感じる
- ページの表示速度が遅い
- ページ内にある他のリンクが気になって遷移した
もっとあるかも知れませんが、とりあえず思いつくままに上げてみました。
1~3はランディングページの作り方の問題です。
ページの構成を変えてみたり、背景色・文字色の変更などによって改善されることもありますし、3.の表示速度は画像サイズやプラグインの活用によって改善の方法があります。
1~3については、途中離脱を防ぐ方法がありますので、ランディングページのパターンを数通り作ってみて、最も効果の出るパターンを見出すことが大切です。
とはいってもテストツールはGoogleはじめいくつかありますが、アクセスがまだ伸びていない時期はサンプル数が少ないので、ABテストそのものがやっても意味が無い状態です。
いくつかのパターンを期間を決めてアップして、実際に発生する申込みを確認するのが、アナログですが近道かと思います。
他には、モニタリングですね。社内で検討会を行ってみるとか、仕事仲間や友人に実際にブラウジングしてもらって、どのパターンが良いかを比較してもらうこともいいと思います。
ユーザー目線で自分が作ったランディングページを読み返して下さい。
そして、本当に申し込みをしようと思うページになっているか?を確かめて下さい。
他のリンクが気になって遷移する原因
途中離脱の原因の「4.ページ内にある他のリンクが気になって遷移した」にスポットをあててみたいと思います。
他のリンクとは、トップやフッターにある「会社概要」とか「サイト情報」とか「運営者」といった「about」要素のコンテンツです。
ランディングページを読んでいるユーザーが、読み込んでいくうちにそのページで紹介されている内容にかなり強い興味を持ったとします。
- 申し込んでみようかな~
- 試してみようかな~
- なんか、よさそうだな~
など、申込リンクまであと少し・・・というところで、突然ユーザーはあることを思うようになります。
ところで、この会社ってどんな会社
会社でもお店でもサークルでも同好会でも、なんでもいいんですが、要するに申し込んでも大丈夫?という疑問や不安が浮かんできます。
こんな疑問が浮かんでくると、どんな?という疑問を解消するためにあらゆる情報を収集しようとします。
いちばん手に入れやすいのが、「about」要素のコンテンツです。
会社概要がろくに書いてないとか、サイト運営している人や組織の実態が把握できないとか、よくわからない相手に対しては、申込みそのものを止めてしまうこともあります。
「about」要素はほとんど読まれることが無いだろうと、簡単な内容で終わっているとせっかくの売上を失うこともあります。
手抜きせずに、すべてのコンテンツを充実したものにすることが、サイトの効果を上げる近道です。
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