ドメインパワーを上げる方法は無いが上がる方法はあるという話

昨年から“ドメインパワー”に関する記事が増えており、その中でドメインパワーを調べるツールがいくつかのサイトで紹介されています。
》》Link Research & Backlink Checker | Moz

なぜ増えているのか理由は分かりませんが、Googleの大規模なアップデートが落ち着いた現在、改めてドメインパワーについて考えてみたいと思います。

ドメインパワーとはそもそもなんのか

ドメインパワーとはドメインが持っている力といった意味合いですが、要するに、検索エンジンがページの検索順位を決定する際に評価しているのではないかと思われていた指標の一つです。

ドメインの力は次のような要素が源になると言われていました。

  • 外部からの被リンクが多い
  • 運用期間が長い
  • 記事数の多いページが多数ある
  • 内部リンクが多い
  • 更新頻度が高い

これらは今でも大切なポイントであることに変わりませんが、いずれもサイトを運営した結果によって評価されるポイントであって、意識的に被リンクを多くするとか、無駄に長い文章を掲載するといったことではサイトの評価が高まることは無いというのが現在の共通認識だと思います。

ドメインパワーを表す一つとして“PageRank(ページランク)”というものもありました。インターネットエクスプローラーのツールバーに“PageRank”を表示させることが出来、自分のサイトや競合サイトなどの“PageRank”を確認していたものですが、現在は出来なくなりました。

客観的なサイトの評価方法とか指標を明らかにしてしまうと、評価方法にマッチングするようなサイト作りやページ作りをしてしまいます。そのことが結果的に、検索エンジンにとっては評価に際して紛らわしいサイトばかりが増えてしまうという現象を生んだわけで、評価方法をブラックボックス化することによって、ドメインパワーは良質なコンテンツの作成によって、時間経過と共に高くなることをGoogleは意図しているのではないでしょうか。

Googleがウェブマスター向け公式ブログの2012年9月の記事「良質なサイトを作るためのアドバイス」で明らかにしたように

低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。低品質なページを削除したり、内容の薄いページをまとめて役に立つコンテンツに改善したり、もしくは低品質なコンテンツを他のドメインに移動させたりすることが、最終的に良質なコンテンツの掲載順位を改善することにつながります。

品質の低いページがわずかでもあるとサイト全体に影響を与え、個別の良質なページであっても掲載順位が下がる可能性があります。
このことは、ドメインパワーを高めることは簡単なことではないが、下げることは簡単に出来るということを意味しています。

地道にサイトのコンテンツを作るとドメインパワーは上がる

上げることは簡単ではないけれど、落ちることは簡単に起こるわけです。
ウェブマスターがやるべきことを考えてみると次のようなことかなと思います。

  • 問い合わせページやリンク集など品質が低いと思われるページは”noindex”にするか、別ドメイン(サブドメインなど)にまとめる
  • 関連記事など内部リンクを分かりやすく掲載し、サイト内回遊を多くする
  • 魅力あるコンテンツと同時に、表現方法や要素の配置などをテストして、読了率を高める工夫をする
  • 既存の記事を見直して、コンテンツの充実や記事内容とタイトルの関連性をチェックし、問題のある記事は修正する
  • 更新頻度にはあまりこだわらず、納得のいく記事が出来るまでは投稿しない

まだ他にもありそうな気がしますが、更新優先ではなく、じっくりと腰を落ち着けたサイト運営が大切で、そういった地道な努力が自然にドメインパワーを養ってくれるのではないかと思います。